ってなわけで、今回はジト目風のメイクが果たしてできるのかどうか、というちょっと実験的な試みです。
老婆心ながらジト目とは何かを解説しておくと、
こういうやつですね、要は「ジトッ」とした目つきなのでジト目。
関連記事はこちら↓
・今週のわこちゃん! その6(前回)
・今週のわこちゃん! その8(次回)
・その他ドールメイク練習まとめ
ということで完成図ドン。
Fig.1 おなじみ完成図
眉毛をどうするかちょっと悩んだのですが、オーソドックスな形にしました。いろいろ調べると、
ウィッグを被せるとこんな感じ(Fig.2)です。ウィッグは、最近稼働率が高いマニッシュボブ。
Fig.2 ウィッグ装着
ジト目にするにあたって、メイクはもちろんですが、アイの向きにも気をつけています。半目になるよう、上目遣い気味を意識しています。
そうでないと……
Fig.3 アイは上目遣いがポイント(Fig.2と比較して)
Fig.3のように、ジト目感が薄れてしまいます。
今回はジト目風を目指すということで、意識したのはジト目の特徴ともいうべき横にまっすぐの上まぶたです。というか、「それさえやっておけばジト目っぽく見えるんじゃないの?」なんて思っていました。甘かったです。
というのも、ドールのヘッドは曲面なので、非ユーグリッド幾何学的に考えないといけないわけです。それは普段のメイクでも同じことではあるのですが、直線というのは歪みが目立ちやすい分、不自然さが強調されてしまうんですね。まっすぐに線を引いたつもりでも離れてみると吊り上がっていたり、角度によってまた違って見えたりと、結構修正しました。
Fig.4 もっと精進しろ、という自分への戒め
正直、あんまり拡大した写真はガタツキが目立って載せたくないのですが、見たくない部分から目をそむけていては成長はないということで、恥を忍んで載せます(Fig.4)。
そして、さらに困ったのが、今回はモデルとなる明確なキャラクターがいないということです。そもそもジト目というのはデフォルメされた表情なわけで、常時ジト目のキャラっていうのはなかなかいないんですね。特にまつ毛をどう描くかは悩んだのですが、結局、よく見かける最大公約数的な形に落ち着きました。
また、眉毛ですが、当初は上まぶたのアイラインと同じく、ほぼ横一直線にしようと思っていました。が、色々調べてみると、逆U字の眉も結構あったので、とりあえずそちらにしておきました。
口元は、バーントシェンナで細い線を描いています。ジト目に合うのは不機嫌そうな口だ、ということで、への字が強調されるようにしています。にやっとした口元もジト目には良く合うのですが、それはまたいずれ。
Fig.5 口元拡大
ジト目ということで、何かふさわしいポーズを……と思って一枚(Fig.6)。
Fig.6 「こんなの見て何が嬉しいの? ……バカみたい」
というイメージです。
写真では分からないと思いますが、実はところどころヘッドが薄汚れています。というのも、日本刀プラモデルの塗装と並行してメイクをしていたので、手についた塗料がヘッドに移ってしまったんですね(プラモデルの塗装は乾燥中暇なので、メイクと同時に作業してました)。まあ、シンナーで落とせるので気にしません。
日本刀プラモデルと同時進行で、ということでお分かりかと思いますが、このメイクは数週間前にやったものだったりします。毎週コンスタントにメイクの時間が取れないので、時間のある時に記事をストックしておかないと……。
ってなわけで、今回はおしまいです。
関連記事はこちら↓
・今週のわこちゃん! その6(前回)
・今週のわこちゃん! その8(次回)
・その他ドールメイク練習まとめ
0 件のコメント:
コメントを投稿