……ふぅ。冗談はさておき、しかし正気とは思えない買い物をあっさりしてしまいました。
何を買ったのかといえば……
今回は、そういうお話。
やっぱAmazonってすごいっすわ。だって、欲しいと思ったら考え直す間もなく手元に届くんですもん。
この「考え直す間」というのが節約には大切で、特に金額の大きい買い物では「これ、本当に必要なのか?」と正気に戻る時間というのが大抵誰にでもあるんですね、狂人日記的な感じで。でも、Amazonは考え直させない。なぜならその頃には手元に商品が届いちゃってるから。すごいわ、勝てませんわ。
物欲に満ち溢れた現代人を殺しにかかってますよね、冗談抜きに。
え? 私の自制心が足りない? それは自覚あるんで別に教えてくれなくていいです。
はてさて、購入しましたレンズはsigma 35mm F1.4 DG HSMです。2012年発売モデルで、描写力に特化したsigma Artラインに属するレンズです。
おなじArtラインに属する50mmF1.4を所有している身としては、多くの方があちこちで「これ(35mm)は名玉」と報告されているのを黙ってみていることなどできるはずもありません。前々から欲しいとは思っていたのですが、今回、正気を失った隙に考え直す間もなく手元に届いてしまったという次第です。
では、発売から時間も経っているので今更感は否めませんが、どんなものか見ていきましょう。
まず、内容はこちら。
Fig.1 レンズセット内容。ねんどろいどは大きさ比較用です、セットには付属しません(当たり前)
Fig.2 レンズ単体での比較
レンズとは何の関係もありませんが、私はガールズ&パンツァーの西住みほちゃんが大好きでして、これまで見てきたあらゆるアニメキャラクターの中でも限りなくナンバー1に近いほどの存在です。ちなみに、同作の武部沙織ちゃんも同じくらい好きです。アニメというのは大体一つの作品につき一人や二人は好みのキャラクターがいるものですが、この二人は段違い、本気で結婚したいとすら思っています。ま、どうでもいい妄言ですけど。
ってか、武部沙織ちゃんは不人気らしいですが、皆さんどこに目ん玉つけてるんですかねぇ? ちょっと恋愛脳が酷いですけどあの家庭的な性格、程よくふくよかな体型、3本描かれてる眉毛、良いところしかないじゃないですか! ちょっと恋愛脳が過ぎますけど!
……話がずれました。レンズの話に戻りましょう。
Fig.1のとおり、セット内容はポーチ、レンズフード、レンズ(前後キャップ付き)です。ポーチはシグマおなじみのセミハードタイプで、キヤノン純正に付属する巾着に比べて持ち運び時の安心感は段違いです。が、収納する際にかさばって邪魔でもあります。
レンズフード内部は洗濯板状に波打っています。植毛ではありませんが、私はフードからの乱反射は気にしないのでどうでもいいです。というか、フード自体あまり使わないので……。レンズへの取り付けはかなり硬く、付け方を間違っているのかと思うほどですが、その分脱落の心配も少ないでしょう。
そしてレンズですが、50mmF1.4に比べるとややコンパクトでしょうか。化粧箱自体も少し小さめでした。
レンズの質感は高級感があり、ずしりとした重みが嬉しい一品です。個人的にですが、今までのシグマのような、金色のラインが入っているものよりもこちらのデザインの方がセンス良いように思います。
フォーカスリングは軽くなく、どちらかと言えばやや重めでしょうか。個人的にはもっと重い方が好きなのですが。その点、50mmはこれでもかというほど重く最高に好みです。もちろん、フォーカスリングは最短撮影距離側と無限遠側でそれぞれハードストップします。
Fig.3 5Dmark3に装着
Fig.4 正面から
前玉保護のフィルターはマルミ光機のEXUS 67mmです。フィルター類はほとんどすべてマルミで統一しているのですが、さすがに67mmともなると高い……たかがフィルターに5000円とはバカげていると自分でも思うのですが、折角良いレンズなのですから良いフィルターを使ってあげたいですよね。
ちなみに、安いフィルターとの差は実感できていません。が、いいんです! 満足感を買ってるんです!!
Fig.5 70Dに装着
70Dに装着するとこんな感じです。70Dくらいのボディサイズにはちょうどいい大きさですね。焦点距離的にも、フルサイズ換算で56mmとほぼ標準となります。
さて、では実際に撮影してみましょう。とりあえずは屋内でフィギュアでも撮りますか。
今回のモデルは、たまたま未開封のまま部屋の隅に転がっていたフィギュア、ロウきゅーぶ!SSよりヒロインの湊智花です。
Fig.6 ロウきゅーぶ!SS 湊智花 うさぎさんVer. 1/7(プラム)
ブツ撮りド定番のEF100mmF2.8Lマクロも持っているのですが、あえてsigmaの35mmで挑みます。というのも最短撮影距離が30cmなので、簡易的にですがブツ撮りにも使えそうなんですよね。
というわけで、最短撮影距離で撮ってみました。
なお、以下の写真は全て35mmF1.4で撮影、トリミングなし、F値は1.4で共通です(Fig.6も35mmF1.4で撮影しましたがF2.2です。トリミングはなし、ボディは5Dmk3)。
Fig.7 最短撮影距離にて(ボディ:5Dmk3)
正直これだと厳しいです。背景の色紙よりも外側の領域まで写ってしまっていますし、なにより被写体が画像内に占める割合が小さすぎます。
一方、APS-Cではどうでしょう。レンズを70Dに着け換え、同じく最短撮影距離から撮ったものがFig.8です。
Fig.8 最短撮影距離から(ボディ:70D)
これくらいであれば十分実用と言えそうです。もっとも100mmマクロがある以上、本気のブツ撮りこのレンズを使うことはあまりないでしょうが、出先でテーブル上の物を撮りたい時などには有難いかもしれません。
ついでなので、いろんな角度から撮影してみました。
一応、35mmF1.4の使用感を確認することが目的なので、絞りは全て解放です。また、ボディは70D、手持ち撮影です。
Fig.9 キャプションが思いつかない
Fig.10 おへそ!!!
どうでもいいこと……いえ、よくないことですが、私はおへそが好きです。ビキニ等のようにモロ出ているのも好きですが、こういう風に布越しに窪みが分かるのも趣があって良いものですね。
Fig.11 バリアングルライブビューを活かす
こんな角度から撮影してたら普通の人間相手では間違いなくとっ捕まりますが、そうならないのがフィギュアの素晴らしいところです。
Fig.12 ピントは左目に合わせています。
サードパーティー製レンズで気になることと言えばピントですが、とりあえず使ってみて前ピン後ピンは感じていません(Fig.12)。もっとも、F1.4の薄い被写界深度なので、本気で確かめるなら三脚&レリーズでの確認が必要でしょう。いずれやります。
というわけで、35mmF1.4での購入記録&試写会でした。
最後に、気になった点を一つだけ。
50mmF1.4の時もそうだったのですが、このレンズも新品で購入したにもかかわらず、レンズ内部にチリが数個、開封時から入っていました。このレンズは防塵構造ではありませんし、使っていればチリは入るものだということも分かっていますが、新品時点で最初から入っているというのはさすがにちょっと「?」です。レンズ内のチリは写りにほぼ影響を与えないとはいえ、正直、あまり良い気分はしません。
保証期間内であれば無料で清掃してもらえるので(50mmは清掃してもらった)、そのうちチリ除去に出そうと思います。これだけが唯一の不満点です。
さて、そんな細かいことはひとまず置いておきましょう。屋外での写りも試したいので、近いうちにどこかへ持ち出したいと思います。
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