2014年7月16日水曜日

DDの胸部パーツ先端を削る

DDの上半身ボディで不満な点、それはあまりにもリアルな造形の乳首! と私は勝手に思っています。

薄い服やボディに沿った服を着せると思いっきり浮き出てしまい、正直どうなんだろうこれは、と前々から感じていました。エロくて良いっちゃ良いのかもしれませんが、個人的にドールにそういうのは求めていないので……。

だったらそれを解消するために、とりあえず出っ張った部分を削ればいいんじゃない? というのが、今回のお話。

以下、ドールの分解画像があります。また、加工途中の一部画像は、損壊に近い印象を受けられるかもしれませんが、そういう意図はございませんのであしからず。苦手な方はご注意ください。



巨乳派、貧乳派、あなたはどっちですか? 私は……というのは置いておくとして、うちの娘たち2人はどちらもM胸を装着しています。もともとホワイト肌のパーツを集めて組み立てたいよりちゃんは良いとして(本当はS胸が良かったんですが、ドレスのサイズにバラエティが無かったのであきらめました)、デフォルトではL胸のちふみちゃん(DDアオイ2nd)も、わざわざM胸を買ってきて換装しています。

というのも、L胸はそのサイズのために、胸部のラインがドレスにピッチリ当たってしまうんですね。すると、乳輪までしっかり造形してあるせいで形がくっきりはっきり浮き出てしまい、非常にいやらしい感じで目立ってしまいます。もちろんそれが好きという方もいらっしゃるでしょうし、私も決して嫌いではないですよ、むしろそれが好きな場合だってありますよ。


ただ、自分の娘となると……



「うちの娘にそんなふしだらな格好させるなんて、お父さんは許しませんよ!!!」



とまぁ、今まではそれが嫌で、ちふみちゃんの胸はM胸に換装していました。M胸でも胸部先端の造形はありますが、ちっぱい化したことによりドレスと胸部の間にスペースができ、形がくっきり浮き出るのは解消されました。よかったよかった(承太郎風)。


ただ、いざM胸二体を並べてみて感じたのは、言いようのない物足りなさでした。二体そろって同じ大きさのバストサイズというのは、芸がないといいますか、メリハリに欠けるといいますか……肌の色こそノーマルとホワイトで違いますが、それ以外の造形は基本的に全く同じなわけですから、個性が無いわけです。


そこでふと目に着いたのが、M胸に換装された代わりに手元に残った、行く当てのないL胸パーツ。


……これはもう、削るしかありませんね!


そもそも最初からM胸を買わずにL胸を削れば良さそうな話なんですが、簡単には踏み切れなかったのには理由があります。ボディを裏面から見てみると、先端部分だけが肉厚になっているわけではないんですね。表から見て凸の部分は、裏から見ると凹になっており、単純に削るとその部分だけが薄くなるか、下手したら貫通してしまう恐れがあり、失敗を恐れる現代の若者たる私にはチャレンジング過ぎたわけです。


が、今は違います。M胸が手元にあるので、最悪失敗しても何とかなります。それよりなにより、どうせこのままだったらL胸は使う機会のないまま死蔵するのは目に見えていますから、削って失敗しようが大したダメージではないわけです。むしろ成功したらもうけもの、位の考えで、ガシガシ削っていきましょう。


それにしても、ドールの写真をネットにアップしていらっしゃる方の写真を拝見すると、薄手の服でもうまい具合に処理されているんですが、あれはいったいどうやっているんでしょうね? 私の知らないテクニックがあるのか、それとも、これぐらいでガタガタ抜かしてるのは私だけで、玄人さんは黙って削るのが暗黙の了解とか……?

だとしらた、無知をさらすようで怖いなぁ……まあ、良いですけど。




さて、前置きが長くなりました。

以下、作業手順の写真になる……んですが、ドールとはいえ胸部の画像をそのまま載せてもいいのかなぁ、という懸念があったので、一応、一部画像は強烈な逆光にしてシルエットでお送りします(なんのこっちゃ)。

まず、L胸の構造をおさらいしておきましょう。

Fig.1L胸加工前

大きいところから順に、乳房があり、その先端に乳輪、さらにその先に乳首があります。で、まずは先端部を切り飛ばす。ズバッと。



Fig.2 乳首切除後


この段階で貫通していたら全てがお仕舞いでしたが、幸い貫通していません。今回の懸案事項はこの一点のみ(先端部に、切削に耐えられるだけの肉厚があるかどうか)でしたから、もう勝利は目前です。続いて盛り上がっている乳輪を削り、Fig.3のように胸全体のアールに出来るだけ合わせていきましょう。



Fig.3 乳輪部粗整形



で、後はひたすらやすりがけです。使った紙やすりは、毎度おなじみ大正義800番。削った部分の肉厚がどれほどあるのか分かりにくく、削りすぎて貫通、なんてことを防ぐため、今回もリューターは使わず手で削っています(え? 回転数を落とせばいい? 悪かったわね、安物で!)。



ここで一度、服を着せてみることにします。ドールから見て右胸は加工済み、左胸は未加工です。


Fig.4 胸部加工前(ドール左胸・向かって右)、加工後(右胸・向かって左)の比較



どうです、この違い!

これなら破廉恥でもいかがわしくもありません。どこに出しても恥ずかしくありませんね。


ただ、残念ながら乳房部分の曲率と完全に同化させることはできませんでした。もちろんもっと削り込めば良いだけの話なのですが、Fig.4の時点で先端部分はかなり薄くなっています。表から見た限りでは分かりませんが、裏から覗いて光にすかすと、削った場所付近が薄くなっているのが分かります。どうせ死蔵するつもりだったL胸ですが、むやみにゴミにするのももったいないので、これ以上の加工は無理と判断しました。

※追記
後日、新たに予備のL胸を購入し、同様の加工を試みたところ乳房部分の曲率とほぼ完全に同化させることができました。詳細はリンク先にて。



で、最終的にどうなったかというと、Fig.6の通り、削った部分のふくらみは蚊に刺されたみたいに若干ぷっくりしており、裸にすると分かってしまいます。が、服を着せている限りではまずわかりません。水着も、マイクロビキニのようなきわどいものでない限り着用可能かと。もっとも、うちの娘たちにはそんな破廉恥な水着着せませんけど!


ちなみに、「先端を飛ばすだけじゃだめなの? 乳輪を削る意味は?」という方のために比較画像を用意しています。どん。



Fig.5 乳輪加工比較


Fig.5では、ドール右胸側(向かって左)は可能な限り乳輪を削っています。対して左胸(向かって右)は切断面を成形した程度です(実際は、乳輪もちょっと削ってますが)。


光の加減というのももちろんありますが、実際に見てみた感想としては、浮き出ているのがはっきりと分かってしまうレベルです。今回のような加工を望まれる方の大半は、私のように「形が出るのはちょっと……」と思われている方だと思います。そういう立場からすると、先端部を切り取っただけでは、残念ながら不十分な出来栄えにしかならないといえるでしょう。また、下着や水着などの場合は乳輪まで削っておかないとほぼ間違いなく浮き出るでしょうから、私としては乳輪まで削ることには十分意味があると思います。


Fig.6 胸部加工完成



ちなみに、脱がせるとFig.6のような感じです。生々しい凸部は除去しましたし、これくらいであれば今日日マネキンでも露出しとるわ、ということでそのままの写真を載せました。なお、800番で削っただけでは表面が粗すぎたので、1200番で整えています。


その後、L胸で出来たんだからM胸なら余裕でしょ、ということで、M胸も削りました。

M胸は乳首と乳輪の境界がないのでどこから削るか分かりづらかったですが、斜め方向から光を当てると、乳輪に相当する部分が陰になるはずですので、この陰に沿ったラインを乳輪としました。また、凸部頂点から乳輪の外周ラインを結び、その曲線の中間位置を乳首と定めています。削り方はL胸と同様で、先端を飛ばしてから乳輪を削り、やすりがけです。


Fig.7 分かりやすい(かもしれない)M胸の削り図解




M胸の場合は、リューターでガリガリいっても良いかもしれませんね。私は全て終わった後で気づきましたけど。

なお、M胸であれば、ほぼ完全に乳房の曲率に同化させることができます。


Fig.8 M胸加工後



ということで、まとめ。

・L胸の乳首はある程度までは削れ、服を着る前提であれば目立たないレベルにまでは整えられる。

・完全に目立たなく出来るかは未知数。貫通する危険性はかなり高い(と思われます)。

・M胸の場合、ほぼ完全に目立たなくさせることができた。


ちなみに、本気で綺麗に整形するつもりなら、L胸を一つ犠牲にするという手があると思います。胸部を真っ二つに割ってみて、先端付近の肉厚がどれくらいかを調べ、それをもとに別のL胸を削り込んでいく……そこまでする価値が有るかと問われると、私的にはクエスチョンですが。


今回の私のケースでは幸い一度の失敗もありませんでしたが、個体によっては肉厚にばらつきがあったり、内部に気泡が残留していたりという可能性が無いとは言い切れません。そのため、上記手順と同様の作業をしたとしても必ずしもうまくいくとは限りません。試される場合は自己責任でお願いいたします。



それにしても……ここまでリアルな造型に意味はあるんでしょうか。調べると、パステルで着色したり陰影をつけたりされている方の報告は結構見かけるので、エロ需要としてはかなり根強いんでしょうね。それは分かりますが、私のように「自分の娘にそういうのは求めていない」という声はそんなにもマイノリティなんでしょうか……。乳首ありバージョンと無しバージョンを併売してくれればいいのに。そうでなくとも、先端部分の肉厚をもう少し増やして、削っても貫通しにくくしてくれるだけでも大分ありがたいのに……と思いつつ、おしまい。




あ、あと、無事に胸部の浮きは解消されたので、ちふみちゃんの胸はL胸に戻す予定です。



※追記

調査不足でお恥ずかしい限りですが、DDアリサで「L胸フラットver.」が採用になるようですね。いずれはパーツバラ売りでラインナップに加わるのでしょうか。


※※更に追記

本文中にもリンクしていますが、後日、予備に胸パーツを購入して同様の加工を施したところ、L胸でもほぼ完璧に凸部を削り落すことに成功しました。詳しくはこちらの記事にて。

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