2014年7月9日水曜日

ドールメイクは武士のたしなみ その1

前々から挑戦しようと思っていましたドールのメイクに、ついに取り掛かりました。

多分に見苦しいところもございますが、一応、自分向けの備忘録というのがこのブログの第一義ですので私の恥部を全世界に公開したいと思います。今回は、そういうお話。

……そういう性癖はないんだけどなぁ。


なお、以下の手順は我流です。誤りや、もっといい方法はいくらでもあると思いますのでご承知置きください。参考にしていただくことは全く問題ございませんが、それによっていかなる損害が生じましても当方は一切関知いたしません。
また、あくまで個人の感想であり、私と異なる手順やご意見を否定するものでは全くございません。
そして、「何言ってんだこいつ」と思われても、温かく見守ってやってください……。

この先、ドールの分解画像があります。


初メイク挑戦時の画像をそのまま載せればよかったのですが……というか、本来そのつもりだったのですが、初回は全く勝手が分からず、写真なんて撮っているひまがなかったというか、そもそも撮ること自体忘れていたので記録に残っていません。

で、二度目に挑戦した時も、まだ手順をつかみきっていなかったので作業に集中するため、写真はありません。

というわけで、今回上げる写真は三度目のメイク挑戦時のものになります。なお、コツを忘れないよう三回のメイクは三日(一日一回)という短いスパンで挑戦しています。


さて、今回用意したのは、ボークス DDH-05です。

Fig.1 DDH-05 頬と唇がほんのり色づいているのは前回メイクの名残



05ヘッドは一回目のメイクで人柱にしたせいで、パステルが微妙に残ってしまっています。




まずはアイサイザーで眼の裏をゴリゴリ……個体の問題なのか、アイの座りが悪いです。ドリル先端に取り付ければ楽だという報告をちらほらネットで見かけたので、まねしてみると目からうろこのスピードであれよあれよと削れていきました。が、一気に削り過ぎたせいで目頭の部分がちょっと裂けました。また、アイサイザーの軸は必ずしもまっすぐではありませんので、高速回転させると軸がぶれます。削りムラには注意が必要です。少し削っては確認、というのを繰り返した方がいいでしょう(自分への戒め)。

Fig.2 アイサイザー(22 mm)


その後、中性洗剤で洗い、しっかり乾燥させます。

さて、ここでメイクに使う道具をご紹介……といっても、事前にネットで偉大なる先達の技術と知恵を調べに調べたうえで揃えましたので、無難すぎるラインナップですが。


絵具はリキテックス ソフト マーズブラック、バーントアンバー、バーントシェンナ

Fig.3 左から、マースブラック  バーントアンバー  バーントシェンナ

本当はバーントシェンナではなくローシェンナが欲しかったのですが、品切れだったので似ている色で代用しました。十分代用になりました。


絵具の希釈には、水性ホビーカラーうすめ液を使いました。が、水でも十分でした。100円均一で売っていた、カップケーキを作るアルミカップをパレット代わりにしています。



Fig.4 うすめ液。一回のメイクでの使用量は20~30ml程度でした(筆洗い含む)。


Fig.5 絵具パレットとして、アルミカップ。本来はケーキを焼くためのもの



筆は、近所の模型店で売っていた一本200円そこそこのものです。メイクをなさっている方のHPを拝見すると造型村の筆が良いとのことなのですが、ビギナーが手を出すにはちょっと高かったので……(冷静に考えれば、仮に失敗したとしてそれが自分のスキルによるものなのか、道具のせいなのかをはっきりさせるためにもビギナーこそ良い道具を使うべきなのでしょうが、予算にも限りが……)。


Fig.6 筆。3本あるが、使用したのは左側2本のみ


Fig.7 筆拡大写真。大きさ比較のために物差しと一緒に


用意したのは3本ですが、実際に使ったのは2本だけ(写真左側の2本)でした。また、使用頻度としては、向かって左の筆:真ん中の筆=1:9くらいでした。左の筆は本当に最後にキワを整えるのに使ったくらいです。真ん中の筆一本だけでもやれないこともなさそうでした。

あと、パステル。造型村の基本色セットです。


Fig.8 パステル

そして今回、個人的にMVPをあげたいのが、リキテックスリムーバー。こいつがなければ始まりません。はみ出したり失敗した絵具を溶かすためのもので、威力抜群でした。他のシンナーでも同様の効果なのかは比較していないので分かりませんが、とりあえず、こいつを用意しておけば間違いありません。

Fig.9 リキテックスリムーバー。使用頻度は多いですが、
使用量はごく少ない(綿棒にチョンとしみこませる程度です)のでほとんど減った気がしません。


メイク完成後に、色落ちしないよう、最後には艶消しクリアを吹きます。

Fig.10 艶消しクリア。UVカットである必要性は「?」でしたが、一応。


あと、小道具として、綿棒。綿棒は普通の綿棒に加え、100円均一で売っていた細い綿棒、模型店で売っていた平べったい綿棒(ボートのオールに似ている)を用意しました。先のとがった綿棒もあると良いという話で探したのですが、手に入りませんでした。恐らくですが、平べったい綿棒がその代役になったと思います。

Fig.11 綿棒。左から普通の綿棒  細い綿棒  模型用の平綿棒


Fig.12 平綿棒は横から見るとこうなっています。


無くても作業上まったく問題ありませんが、使い捨てのスポイトもあると便利です。うすめ液やリムーバーを少量分け取るのに使います。瓶から直接ジャバジャバと注いでも良いですが、結構な確率でこぼれたり、液が瓶の外側に回ったりします。気付かないうちにリムーバーが机の上にこぼれていると、それがいつの間にかドールのメイクに触れてしまってやり直し……という目に遭いますのでご注意を。


パステルを載せすぎた場合や、最後にクリアを吹く前にはダスターでホコリ等を吹いた方が良いでしょう。

Fig.13 ダスター。もともとはカメラ用に購入



また、直接の道具ではありませんが、イメージのもととなる絵を用意しておいた方がよさそうです。「こういう感じにしたい」という方向性を明確にし、途中でブレないためにも、目指すメイクやキャラクターの絵は必ず用意し、常に見れるようにしておきましょう。
今回は05ヘッドということでつり目なので、つり目のアニメキャラをイメージ検索して見本にしてみました。


長くなりすぎてしまったので、続きは別記事に分けます。次回からいよいよメイクに入ります。


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