前回は勝気系キャラのメイクに挑戦したわこちゃんでしたが、今回はまつ毛バチバチなキャラのメイクに挑戦します。
私がわこちゃんとメイクの練習をしていく記録、今回はそういうお話、その2回目。
過去の「今週のわこちゃん!」は以下から↓
今週のわこちゃん! その1
さて、前回の反省を踏まえて今回意識したのは以下の点です。
・絵具は薄めすぎない
前回、薄くしすぎたせいでなかなかムラが均一になりませんでした。また、今回はまつ毛バチバチのキャラを目指す、ということなので、絵具をにじませないためにも濃い目の絵具でチャレンジです。
・細い筆を使いこなす
以前の記事でも紹介しましたが、細い筆を購入したのでそれの使用感を確かめるためにも、適材適所で筆を持ちかえていきたいと思います。前回のような、一本の筆ですべて済まそうだなんてものぐさはしません。
・調色に気をつける
前回は試験的に、わざとバーントシェンナー一本で本メイクまでやりましたが、それだと物足りないということが分かりましたので、今回はもう少し濃いめの色を作ります。
また、まつ毛バチバチのメイクということで、積極的に細い線にも挑戦することを課題としています。
で、今回もまた完成図ドン。
Fig.1 完成図
ヘッドのみを撮影するには、ニッパーを台にすると非常に収まりが良いということに気が付きました(どうでもいい)。
絵具は、バーントシェンナーとバーントアンバーを1:2で混合しています。
下まつ毛はもちろんですが、上側のまつ毛、更には目頭側も、なるべく細かく書き込むように注意しました。特に下まつ毛では、絵具の濃度を濃い目に調整しておいた甲斐があったのか、にじみのない線が一発ですっと引けました。
まつ毛はどう引けばいいのか分からなかったので、アイホールの中心(アイを入れたときに瞳孔が来るであろう場所)から放射状になるように、ということを意識しました。目尻側の方が長く、目頭側に行くにつれて短くなるようにしています(自分のまつ毛を見たらそうなっていたので)。
以前購入した新しい筆の使用感ですが、すこぶる好調です。下まつ毛の一本一本はもちろんですが、細部のキワを整えるのにも重宝します。購入時は軸が細すぎる気がしましたが、今回使った限りでは気になりませんでした。
また、回を重ねるごとにリキテックスリムーバーに頼る回数が減ってきているように感じます。勿論、全くのゼロではありませんが、補正ありきでメイクする(リムーバー前提で大雑把に描いておいて、リムーバーで細かく整えるという手法)、ということは今回ほぼありませんでした。リムーバーを使うとふき取った跡に絵具が残ってしまうことがあるので、使わないに越したことはありません。また、二重瞼の線など、細い線を描く際はリムーバーに頼るのにも限度があります(混み合った場所だと他の線まで消してしまいかねません)ので、これは良い傾向ではないかと。
Fig.2 ウィッグ装着。真正面から
Fig.3 ハルヒのポーズ、ではない
メイクの見本にしたキャラクターのポーズを再現しようとしたんですが、上手くいかなかったのでバストショットでごまかします。メイクの技術よりも、髪型補正の方が大きいですね。それを言っちゃあお終いですが。
また、見本のキャラクターは唇がぽてっとした印象だったので、今回は結構しっかりパステルを載せています。唇の輪郭としてモールドしてある部分をしっかり覆うくらいでしょうか。
Fig.4 うっんっめいっせ~ん♪(手の方向が逆だった)
女の子が髪の毛触ってるポーズが好きです(どうでもいい、その2)
いよりちゃんと同じホワイト肌で、髪の色の暗さも同じくらいじゃないかと思うのですが(今回はチョコパープル、いよりちゃんはナチュラル)、写真の撮りやすさが段違いでした。黒髪ほどホワイトバランスも崩れず、ちょっとしたホラー写真にならずに済んでいます。
それでも! 私は黒髪が好きなんだ!(どうでもいい、その3)
ということで、今回の反省会
・絵具の濃度が濃すぎました。
前回薄すぎたという反省から今回は濃い目にしたのですが、トロントロンでムラが出来まくりでした。その代わり、細部を描くにはちょうど良かったのですが……。本来であれば、細かいところを塗るために濃い目の絵具、全体をムラなく塗るために薄めの絵具、と別々に用意すればいいんでしょうが、面倒くさがって一つで済まそうとしたのが良くありませんでした。
・口角の描き方は要練習
笑顔にするために口角を描いていますが、失敗続きで……。最初は、アイ周辺のメイクで使った絵具をそのまま流用したのですが、あまりにも色が濃すぎてヒゲのようになってしまい、やり直しました。結局、バーントシェンナー単色をうすめ液で薄めて描いたのですが、丁度いい色合いに薄めると今度はにじみ出すという問題が……映画「ダークナイト」のジョーカーみたいになっちゃうんですよねぇ。絵具の濃度は濃い目で、色合いは薄く、ということで本気でやるのであれば新たに別の色を用意する必要があるのかもしれません。が、もうちょっと、バーントシェンナーで試したいと思います。
また、本当は「ω」みたいな口にしたかったのですが、
・下睫毛については要研究
今回は筆で下睫毛を一本ずつ描いた代わりに、多くのドールメイクで見られる下瞼の塗り(メジャーリーガーが眼の下に塗ってるようなあれ)を省略しました。しかしどうも物足りないというか、上瞼側のメイクとバランスが取れていないように感じられました。薄めの色で下瞼も塗り、その上から睫毛の線を引いた方が良いのかもしれません。これに関しては色々実験したいと思います。
次回の課題ですが、絵具の濃度を複数用意して描く場所によって使い分けたいと思います。
また、唇部分にはつやありクリアを乗せ、ぷるっとした唇の表現にも挑戦したいと思います。実はクリア自体は購入してあるのですが、「一旦艶消しクリアを吹いた上からつやありクリアを乗せる」というのが一般的らしいので、面倒くさいなぁと思い今まで二の足を踏んでいました。
が、男は度胸ということで、次回挑戦してみます。
ところで作業中、クローゼットの中からなんだか視線を感じたような……。
いや、気のせいかな。
ということで、今回はお終い。
…………
……
「クスクス、練習してる練習してる」
「わたしのメイクがもっと完璧になるために、これからも練習台頑張ってね、わこちゃん」
「あ、それと、ドールメイク関連のシリーズは以下の記事にまとめてあるから、ね?」
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