2014年7月17日木曜日

私の浪費日記(カメラ編)

カメラに興味を持ちだしてからというもの、非常に短いスパンで買い替え買い替えを繰り返してきた私。我ながらアホすぎるだろ……と呆れてものも言えないくらいなので、自戒の意味も込めて記録に残しておきたいと思います。今回は、そういう懺悔のお話。

ちなみに、カメラを買った日にちと金額は秘密……というか、それは本当に自分でも知りたくない情報なので、書きませんし調べません。領収書や保証書を調べれば履歴は追えるんでしょうが……冗談ではなく、心の底から自分で自分を軽蔑しそうなので。



まずは私とデジカメの出会いから。

一番最初にデジカメという物に触れたのは、中学生の時でした。小学生やそれ以前から、身近な大人の使っているテープのビデオカメラやフィルムのカメラを触らせてもらったことはありましたが、撮影したものを電子データとして出力するデジカメは当時まだ発展途上で、画質的にもフィルムに大きく後れを取っていました。

余談ですが、私が中学生当時の修学旅行はみんなバカチョンカメラでした。懐かしいなぁ。それが数年後、観光地で見かけた子供たちはみんな手に手にデジカメを持っているじゃないですか。あれにはおったまげましたね。そして今はスマホですよ。友達同士での写真のやりとりなんてすぐなんでしょうね。羨ましいなぁ、きっと彼ら彼女らは焼き増しなんて言葉は使ったことないんだろうなぁ。それと、修学旅行後に学校の廊下に帯同したカメラマンが撮った写真が張り出されて、各々が「○○番を何枚欲しい」と申し込む(当然有料)……ってシステムも、必要ないんだろうなぁ。


まあいいや。


ちなみに、中学生の時に触ったデジカメというのは、学校の備品でした。生徒会の仕事で写真を撮ることがあったのがきっかけだったように思います。

当時のそのカメラに関してもっとも鮮烈に覚えていることが、記憶媒体が3.5inchフロッピーディスクだったことです。今そんなことを言っても誰も信じませんよね。だってFDって一枚の容量は1.4MBですよ。5Dmark3で撮ったjpegは写真一枚で5MB以上ありますから、まず使い物になりません。それでも当時の私は、あまり記録容量を意識することなく何枚も写真を撮っていた気がするので、その程度のファイルサイズだったということでしょう。要するに、当時の画質は推して知るべし、というところだったわけです。ちなみに、記録媒体がFDということから容易に想像がつく通り、ボディはバカデカいです。


前置きが長くなりました(という過去の前置き、この後の話に何の関係もない)。


学校の備品ではなく、自分の持ち物としてデジカメを手に入れたのは、中学校を卒業してからだいぶ後、二十歳のころでした。



一台目:DMC-FX07(パナソニック)

購入したのはたしか8年近く前です。当時、コンデジの中で手ぶれ補正の性能が良い、という評判が決め手で購入しました。その頃の私はカメラ自体には興味はなく、記念写真を残せればそれでいいというスタンスでした(が、生来スペック偏重の数値至上主義なもので、選ぶ際はそれでも吟味した記憶があります)。


その後、カメラに興味のない期間が大分続きます……いや、潜在的には興味があったのかもしれません。事実、私はCASIO製の携帯を乗り継いでいるのですが(今もCASIOのガラケーです)、何故かというとカメラ機能が充実していたから、というのが主な理由でした。綺麗な写真を取りたい、という希望は結構強かったんですね。ただ、カメラ単体に投資するほどの経済的余裕がなかった、というところでしょうか。

その後、懐事情が温かくなった頃、一眼レフに興味を持ち、買うか買うまいか真剣に検討することが2,3度ありました(その時はkiss X5を検討していました)が、購入には至りませんでした。


さてさて、結局、次にカメラを購入したのはFX07を購入してから6年後くらいでした。(その間FX07がずっと現役だったというのもなかなか凄い)


二台目:PEN E-P3 ダブルレンズキット(オリンパス)

PEN購入に至るまでの道程は、購入候補だったkiss X5を見送った時点から始まります。
そもそもなぜkiss X5を見送ったかというと、あまりにもボディが大きすぎたからでした(X5は十分小さいですが、コンデジしか触ってなかった私にはそれはそれは大きく見えたものです)。今でこそ考えは180度違いますが、当時の私は、でかいカメラを持って歩くというのにどうも抵抗があったんですね。むしろ、コンパクトなカメラをかばんやポケットに忍ばせて、必要な時にさっと取り出す、というスマートな(?)姿を目指していたのでkiss X5は購入には至らず、そしてその当時はミラーレス機は存在していなかったか、あるいはメジャーな存在ではなかったわけです(多分)。

が、月日がたち、ミラーレス機が台頭してくるや、とうとう時代が追いついたな、と。そういうわけで購入に踏み切ったわけです。なぜPENかというと、そのクラシックな外見が心に刺さったから、持った時の金属的な質感が気に入ったからでした。


……だというのに、数カ月も待たず、手元には別のカメラが追加されました。



三台目:NEX-5R ダブルズームキット(SONY)


この辺りから、だんだん私の気は違ってきます。

なぜPENがあるのにNEXを買ったかといえば理由は簡単で、PENを使ってみると不満が出てきたので、PEN購入時に次点だったNEXに興味がわいたからです。主に意匠的な部分で(自分の中で)勝利を収めたPENを購入したわけですが、使ってみると結構不満な点が出てきます。特に気に入らなかったのが、標準ズームが電動でないところ。手動でレンズをにょきっと伸ばし、使い終わったらまた縮める……このギミック自体は一眼ズームレンズの多くに言えることなのでそれほど問題ではないのですが、何が嫌かって、PENのレンズはレンズ収納状態(出来るだけレンズを縮めて持ち運びに適した状態)にするために、いちいち鏡筒部分のスイッチを押しながら操作しなければならない点です。

なにを言いたいか分からないのでもう少し補足。

写真を撮影しますね? 手動ズームで伸ばしたり縮めたりして、写真を撮ります。さて、撮り終えました。カメラの電源を切ります。で、自分の手でレンズを縮めるわけです。それも、普通に縮めただけでは収納に適した長さまで縮まりません。レンズについたスイッチを押しながら更に縮めることで、ようやく収納に適した長さになるわけです。

どうということのない手間ですが、当時「スマートな撮影スタイル」を目指していた私にとって、このスマートとは言い難い動作が結構なストレスなわけです。

そしてなにより、レンズのデザインがクソダサい。まるで皮をかぶったオ○○ポみたいなんですもん。(酷い悪口ですが、これでも一時期はPENユーザーだったんですし、言う権利はあります……よね?)


それくらい店頭で実機触れば分かるでしょ、と言われそうですが、実際に手元に置いてみて、じっくり眺めたり、いじったりしてみないことにはやっぱり本当のところは分からないんですよねぇ。電気屋さんの店頭ではそんなにゆっくりできないじゃないですか。他のお客さんもいるわけですし、触っていれば店員さんが営業トークかけてくるし(ありがたいこともありますが)、あんまりゆっくりしすぎて怪しい人だと思われても嫌だし……。


それから、暗所性能が期待はずれだった点もNEXになびいた理由の一つです。もちろんFX07に比べれば圧倒的にノイズの少ない絵を出すんですが、想像していたほどではなかった、と。

ということで、次点だったNEXに興味が移るのは自明の理なわけです。ちなみになぜNEXが次点に甘んじたかというと、バカでかいグリップが好きではなかったからです。あと、ソニー製というところ。

……なんですが、調子のいいことに、PENの悪いところが眼につくほどに、NEXが良く見えてきてしまうんですよね。センサーサイズも、m4/3とAPS-Cという違いがありましたし……で、買ってしまったわけです。


さて、カメラを買うと次にほしいのはレンズですよね。とはいえ、この頃はまだコンデジ感覚が抜けておらず、ボディさえ良いのを買っておけば大丈夫だろう、なんて思っていました。また、当時はまだまともな金銭感覚を持っていたので(カメラ2台を立て続けに買う時点でまともではない気もしますが、少なくとも今現在よりはまともでした)、レンズ1本に何万円も出す、なんて考えられなかったということもあります。レンズがいかに大事かということはネットや雑誌で散々書いてあることなんですが、まぁ……身を持って体験しないことにはなかなか、ね。


とはいえ、やっぱり雑誌などで「一眼レフ/ミラーレスはレンズを交換してナンボ」みたいに書いてあると気になっちゃうわけです。交換レンズほしいな、でも高いな……という中で購入したのがこのレンズ


SEL20mmF2.8(SONY)

いわゆるパンケーキレンズです。小さいNEXのボディに小さいレンズで機動性アップ! みたいな、雑誌の影響そのまんま受けちゃったような買い物ですね、今思うと。

こいつはあんまり使いませんでした。やっぱり便利な電動ズームに頼ってしまって……まだコンデジ感覚が抜けきらないのと、焦点距離やF値の勉強が足りなかったんですね。恥ずかしい話です。



このNEXとレンズを買ってから数カ月足らずで、更に新しいカメラを購入しています。なんかもう、呆れてきますね。それが

4台目:RX100(SONY)

です。これは、急きょ海外に行く用事が出来てしまい、そこに持って行くために買ったもの。このころになるとセンサーサイズとは何ぞや、ということを意識し出すようになってきていて、特に、大きなセンサーならフラッシュなしでも全然撮れるということに感動し、旅行に持って行くならFX07じゃダメだ、良いコンデジが必要だ! ということで購入しました(ちなみにFX07はまだ手放さず、手元に置いてました)。
NEXでいいでしょ、と思うのですが、旅行スナップということでズーム機能はマストでした。NEXにズームをつけると意外とでかいんですよね。そして、海外ということであまり目立つカメラは持ちたくなかった、ということからRX100購入と相成ったわけです。



さあどんどん行きましょう。


突然ですが、色川武大の狂人日記という小説をご存知でしょうか。

精神の病で入院中の主人公が、同じく入院中だった女性とともに生きていき、その優しさにふれながらもその一方で孤独を感じていて……ってな話なんですがそれはどうでもよくて、その中にこういう一節があります。

『狂人とは、意識が正常でない者の総称であって、千差万別、度合いの差あり、また間歇的に一定時間のみ狂う者あり、部分的に一つの神経のみ病んでいる者あり、完全に正常な意識を失っている者などごくわずかだ』

つまり、今まで狂気の中をさまよっていた私なわけですが、ある時ふと正気に戻ったのです。正気になった私は手元のカメラを見て愕然とします。

「PENとNEX二台持っている意味はあるのか」

と。

至極まっとうな疑問をようやく抱き、PENを手放します。ありがとうPEN、さようならPEN。シャッター回数は恐らく500も行っていないでしょう……。


その後、ある日ある時ある場所で、私はとうとうデジタル一眼レフに手を出します。きっかけは、上司に触らせてもらった一眼レフ(EOS 6D)でした。そして私はつくづく感じたわけです。「ああ、やっぱりミラーレスとは違うわ。この存在感、重み、所有してるって実感……」と。それに引き換え、自分の手元にあるNEXのなんと貧弱なことか。

(もっとも、よくよく考えてみれば、一眼レフとミラーレスはそれぞれ異なるターゲットのために作られているわけですから、直接比較してどっちが上かという話でもないんですけどね。NEXは良いカメラですし、気にいっていましたので、NEXの名誉のためにも一応)

それまでスマートなスタイルを目指してきたはずなのに、たった一度、一眼レフを触っただけでくるっと華麗に手のひらを返してしまったわけです。我ながら単純というかあほというか。

そんなことがあって、鮮烈に一眼レフの印象が脳裏に焼き付いてしまった私ですが、流石に一眼レフをそうそう買ってしまうわけにもいきません。一眼レフほしいなぁ、でも流石に高いし無理だよな、と半ば無理やり自分を納得させてあきらめようとしていた時のことでした。


5台目:EOS 70D EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS STMレンズキット(Canon)


あっれー!?

このときなぜ買ってしまったのかは、自分でもよくわかりません。魔がさした、という言葉がありますが、本当にアレに近いものがあるように思います。ふらっと立ち寄った電気店で、ふらっとデジカメコーナーに入り……買ってしまったわけです。


で、購入した70D。なぜ70Dか、というと、まずメーカーがCanonだったこと。上司がCanon使いだったのでわざわざNikonを買って宗教戦争挑むことも無いでしょうし、仕事柄、Canonの光学機器は割と信頼しているということもありました。そして、70Dはライブビュー撮影機能が強化されているということも決め手でした。これまでコンデジ、ミラーレスと所有してきた身としては、コンデジライクな撮り方も出来るという点は好印象でした。

もっとも、実際に使い始めてみると、ライブビュー撮影なんてほとんど使ってませんけど。


70Dを購入してから色々調べてみると、どうやらCanonのレンズラインナップにはLレンズなるものがあるらしいことを発見します。一目で見分けがつくLレンズ……Canonさんは上手い商売してますわ、ホント! そりゃ買いますよね。70DのキットレンズEF-S 18-135はズーミングで伸び縮みするタイプだったというのも影響していました。先日触らせてもらった上司の6Dについていたレンズは伸び縮みしなかったはず! アレが欲しい! アレはなんていうレンズだ!

ということで、

EF17-40mm F4L USM

を購入。さらに、フィギュアなどのマクロ撮影がしたい! もしかしたらフルサイズ移行するかもしれないし、EF-SじゃなくてEFマウント! どうせだったらLレンズがいいな!

ってなわけで

EF100mm F2.8L マクロ USM

を追加購入。ちなみに、この時の「フルサイズ移行するかも」という予見は見事に的中します。

さすがにいくらなんでも懐事情が厳しくなってきたので、この辺でNEXとパンケーキ、それに70D付属のキットレンズを手放しています。70Dを手に入れてからNEXの稼働率は目に見えて下がりましたし、やっぱり私にはミラーレスより一眼レフの方があっていたようです。
それを軍資金に、あっという間に手元に揃った小三元。なんだか、多重債務者みたいで自分で自分が怖いです。

はてさて、ここまで来ると次に気になるのは何か……フルサイズですよね!ということでフルサイズ機である6Dと5Dmark3が気になってくるわけです。ちなみに、Canonのフラッグシップ(2014年7月現在)は1Dxですが、私は興味ありません。金額的に買えないから、というのももちろんありますが、個人的に縦グリップをつけた形というのが好きではないので。逆に言えば、5Dのような形状で性能は1Dxというのが出てきたら……いや、やめましょう。これ以上は怖い。


さて、調べてみると6Dも5Dmark3も、どちらも発売から結構時間が経っておりリニューアルのうわさが絶えない機種です。だったら待とうか、と思うのは普通の心理ですよね。私だって最初はそう思いましたよ。でもね、ここまでお読みいただいたらお分かりかと思いますが、私は普通の心理っていうものをあんまり持ち合わせていないんですね。ってなわけで

6台目:EOS 6D(Canon)

私が6Dに魅力を感じた点は、フルサイズであることと、暗所に強いこと、GPS内蔵であること(と、5Dmark3比の値段)でした。特にこのころになると、どこに出かけるにもカメラを携帯するようになっていたので、GPS機能は大変魅力的だったのです。正直、6Dを買った理由の7割はGPSです。後継機種を待たずに買ったのも、GPSが付いていたから旅行のおともに連れていきたかったためです。後の3割はフルサイズだから、ということでしょうか。ちなみに6Dは、70Dに買い足した格好になります。フルサイズとAPS-Cの画角の違い、特にAPS-Cでは焦点距離が1.6倍相当になるということで、住み分け出来るという判断からです。それと、6D購入時にFX07はとうとう手放しました。下取りで1000円引き位になったので。

このようにGPSとセンササイズに引かれて購入した6Dでしたが、それ以外は正直、不満な点も多く、購入の時点から、後継機が出たら買い換えるつもりでいました(大して使いこなせてもいないくせに結構な言い分ですね、すみません)。が、買い替えの機会はそれよりもずっと早く訪れました。

ある日、6Dを持ちだして意気揚々と屋外での撮影に臨む私。シャッターを切って、背面の液晶で確認……が、写っていたのは真っ暗な画像でした。あれ? レンズのキャップを外し忘れてた? いえいえそんなわけはないのですが……ともかくもう一枚撮ってみましょう。うん、今度は普通に写ってるぞ??? 一体あれは何だったんだろう。



後日検証したところ、私の6Dは晴天下等の極端な明所で撮影すると、最初の一枚が暗くなるという症状を抱えていることが発覚しました。


そしてその症状は、しばらく(一晩ほど)時間を置いてから撮影した最初の一枚だけに現れ、それ以降は現れないのです。

恐らくシャッタースピードが速くなると問題が生じてくるのではないかと思い、CanonのSCにも持ち込んだのですが、「異常無し(ただし念のため、関連すると思しき部品は無償交換)」ということで帰ってきました。

確かに異常は改善され、しばらくは問題なく使っていたのですが、どうにも件の症状が引っかかってすっきりしないんですよね。もし旅行中に再発したら……なんて詮無い考えが頭をよぎるわけです。そして、PENの時と同様、一つ嫌な場所が見えてしまうと、今まで気にしていなかったような嫌な場所が次々目に着くようになってしまうんです。測距点が少ない、視野率が低い、クロスAFセンサが中央のみ、そして何より、思ったよりもGPSが使い物にならない。

そう、この6DのGPS、屋外で使う分には申し分ないのですが、屋内だとほぼ完全にアウトでした。さらに、車で高速道路に乗った時でさえ、ロスト。測位時間を最短にしても改善せずで、この追従性能の悪さには正直がっかりでした。観光地で、ゆっくり撮影しながら歩いてるというシチュエーションなら問題ないんですが……。


そういうわけで、さくっと買い換えてしまいました。

で、やってきたのが

7台目:5Dmark3(Canon)

とうとう高みに手をかけてしまったわけです。
GPSこそ搭載していませんが、それ以外は理想と言って差し支えないモデルです。視野率約100%、フルサイズ、中央デュアルクロスAFをはじめとした測距点の多さ……素晴らしい。言うことありません。ボディは確かに重いですが、いつの間にやら重くてゴツイほど良い機材なんだという満足感すら覚えていました。その昔、「小さく軽い機材でスマートに……」なんて言っていた奴と同一人物とは思えませんね。多分、今の私が当時の私を見たら「プププ、そんな貧相な機材で何するんだよ」と思うことでしょう。そして逆に、当時の私が今の私を見ても「クスクス、馬鹿みたいにごつい機材なんてダサすぎ」と感じるんでしょうね。


ともかく、この5Dmark3は、スペック至上主義でもある私をようやく満足させてくれたわけです。

めでたしめでたし……だと思うでしょう?

まだ続くんです。ボディを買ったらレンズが欲しくなるのは自明の理。とくに5Dmark3なんざ買った日には、それに見合った描写のレンズが欲しくなるに決まってます。


『探せ……どのレンズが良いのか探せ……』


内なる自分がそそのかしてきます。

ズームレンズは小三元がある、買うなら単焦点……標準域の焦点距離が良いかな。でもキャノン純正はどれも設計が古い……何!? シグマが新しい50mmを出す? F1.4だと? でも値段が……いや、もうすぐ友人の結婚式だ。そこで明るいレンズは絶対役に立つ。行け、行くしかない!


という葛藤が心の中であったりなかったりして、結局

50mm F1.4 DG HSM(シグマ)

を購入しました。

これでようやく一通りのシステムが整ったわけで……

……はないんです

まだちょっとだけ続くんじゃよ。

日常使いとして、私はかばんの中にRX100を常備していたのですが、悲しいことに紛失の憂き目にあいまして、帰ってくる望みも限りなくゼロに近かったので、早々に次を買いました。RX100も気に入ってはいたのですが、全く同じものを買っても芸がないということで、

RX100M2(SONY)

を購入。ちなみに、これを買った翌週くらいに、SONYからRX100M3のアナウンスがありましたとさ。シクシクシク。

ということで、これで本当に終わりです。

最後に現在のシステムをまとめておくと


ボディ

EOS 5Dmark3
EOS 70D

レンズ

EF 17-40mm F4L USM
EF 24-70mm F4L ISUSM
EF 70-200mm F4L IS II USM
EF100mmF2.8L マクロ USM
50mm F1.4 DG HSM

サブ機

RX100M2

となります。

最初っからこの機材を買っておけば一体どれだけ出費が抑えられたことやら。考えたくもないので考えませんが、多分レンズがもう一本は仲間入りしていたと思います。高い勉強代になりましたが、こういうのって実際に自分で使ってみて、初めて分かることってあると思うんですよね。店頭でちょっと触っただけとか、人から借りただけとかでは分からなくて、自分のものとして遠慮なく触り倒してこそようやく理解できる領域というのが確かにあると思います。

そういうわけで、この浪費は無駄ではなかったのです。限りなく無駄に近いですが、無駄ではなかったんです!!

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