2014年7月8日火曜日

結婚式の撮影にて思うこと

先日、友人の結婚式に招かれまして、ここぞとばかりに写真を撮りまくって来ました。

式や披露宴は式場カメラマンもいらっしゃいますが、やっぱり自分でも撮りたいですし、それに2次会はカメラマンは無しでしたので。

で、撮ってるなかで気付いたこと、今後に活かそうと思ったことを忘れないうちに書き留めておこうと、今回は、そういうお話。

ちなみに、人様の結婚式の画像を勝手に使うわけにもいきませんので、写真撮影の記事にもかかわらず画像はほとんどありません。悪しからず。

また、我流の撮影法ですので、仮に「何言ってんだこいつは」と思われてもご容赦を……。




とりあえず、今回持って行った装備から。
カメラは二台体制で、

EOS 5D mark3 + Sigma 50mm F1.4 DG HSM

EOS 70D + EF 100mm F2.8L マクロ IS USM

また、サブ機として

SONY RX100M2

としました。(が、サブ機はほとんど使いませんでした。出番は実質ゼロです)

このチョイスに至った理由として、

・式場は暗いことが予想できたので、手持ちのF4ズームでは太刀打ちできないと判断し、F値の小さいレンズ。
→単焦点確定(というか、シグマはこのために買った)

・レンズを交換している暇はないだろうし、落下のトラブルなども出来るだけ避けたいので、レンズは交換しない。
→二台持ち確定

ということで、焦点距離50mmと160mm(相当)での撮影となりました。また、機材の重さの関係から、スピードライトは持って行かないことにしました。

その成果ですが、ほぼ正解と言って良かったのではないかという手ごたえです。



まず焦点距離について。

広角側は50mmで十分でした。もっと引きたい場合は下がれば良いだけで、下がりたいけど下がれない、というシチュエーションはほとんどありませんでした。出された料理なども、50mmで座ったままの姿勢で十分撮れました。また、焦点距離が固定なので、広角-標準域ズームのように画角で迷うということがないのもかえって奏功しました。ズームに気を使わず、素早く撮影できるので。

望遠側も、160mm(相当)で良かったとは思いますが、もっと寄りたい、というケースがちらほらありました。広角側とは逆で、寄りたいけど寄れない、っていうケースは結構あるんですよね。他の人が集まってたり、雰囲気を大事にするために近づけなかったり。

単焦点2台持ちで唯一不安だったのはズームによるフレーミングが出来ない点ですが、そこは足で稼ぐか、最悪トリミングで対応しました。


つづいてF値について。

設定は絞り優先で、暗所ノイズやブレを恐れてほぼ解放で撮っていましたが、もっと絞るべきだったな、という写真がいくつもありました。とはいえ、解放であるがゆえに綺麗に背景がボケて良い雰囲気になった写真もあったので、時と場合によるとしか言えませんね。

とりあえず、集合写真のような、人物が2人以上入る場合は被写界深度を稼がないと誰かがボケます。

また、式場のカメラマンの方に自分のカメラを渡して写真をお願いした際、少しとお話したところ、マニュアルモードでの撮影も活用してみてはどうかとのこと。曰く、F値は4~5.6でやや絞りたい、シャッター速度も手ぶれや被写体ブレを防ぐために落としたくない、という場合、多少のノイズは覚悟で思い切ってiso感度をあげてしまうのも手だとか。特に酔っ払いはじっとしていないし、自分の手ぶれのこともあるので……、とのことでした。なるほど。



その他設定について。

AFは一点AFとし、被写体の目に合わせるよう気を付けました。急いでいてAF枠を動かしている暇がない場合や、AFゾーン外にピントが欲しい場合は置きピンで十分対応できました。また、普段は親指AFに機能を割り当て、シャッター半押しAFはOFFにしているのですが、今回は他の人にカメラを渡して撮影をお願いするケースが想定できたので、シャッター半押しAFに設定を戻しました。

ホワイトバランスは現像時にLightRoomで補正することを前提とし、AWBにしました。そのため、記録ファイルはRAWにしています。また、iso感度もオートとし、その範囲は

5D mark3:100~12800

70D;100~6400

にあわせました。
5D mark3はともかく、70Dのiso6400は個人的には正直厳しいレベルです。出来れば3200を上限にしたかったのですが、過去の暗所撮影の経験からそれじゃ多分無理ということで6400にしました。撮った写真のexifを見ると、6400で正解だったようです。


それと、撮影は連射モードでとにかく撮りまくりました。式がどう進行するのか分からなかったので、とにかく枚数を抑えて数撃ちゃ当たる作戦で行きました。ただ、シャッター音が結構うるさいので、式の最中は静音モードが活躍しました(ちなみに、式中でも撮影可の式場でした)。


成果。

撮影枚数は、それぞれのカメラで約1000枚ずつ、2台合計で約2000枚となりました。そのうち、ブレ・ボケ、人物の見きれ、眼をつむっている、等の見るに堪えない写真を除いて、残ったのは300枚ほど。ほぼ全てのシーンで連射しているので、この300枚の中には同じような構図の写真がいくつもあります。そういうかぶりを除いて、最終的に残ったのは200枚でした。元から、後でふるい分ければいいや、という考えだったので、10%も残ったのは結構意外でした。

記録メディアについては、5D mark3は64GBのCFカード一枚で乗りきれましたが、32GBのSDカードを使っていた70Dは一度メディアを交換しました。しかも、SDカードは前日に中身を空にしておくのを忘れていたというありさま……痛恨のミスです。

バッテリーはフル充電して持って行き、最後まで持ちこたえました。カメラの電池マークは2メモリ減、予備バッテリーの出番はありませんでした。



次回に向けて。

2台持ちで、連射モード、というスタンスは次回も踏襲したいと思います。

機材については、広角側は現状で十分でしょう。特にシグマの50mmは良く写りますしF1.4はいざというとき心強いです。望遠側も及第点ではありますが、欲を言えばもっと暗所ノイズに強く、ズームが出来ると良かったかなと思います。例えば6D + EF70-200mm F2.8L IS II USMの組み合わせでしょうか。そんな予算ないですけど。

以前、6Dは持っていたんですが、最も期待していたGPSがすぐにロストして使い物にならなかったのと、(これは私が悪いんですが)測距点・AF追従・連射などの動体撮影に弱すぎたこと、私の個体限定の話ですがシャッターユニットに不安があったことなどがあり、すぐに手放してしまいました。ただ、軽くて小さいボディサイズは70Dとほぼ同じなので、持っておけばよかったかなぁ~ともいまさらですが思います。

あと、暗所ノイズ云々を言うならスピードライトの導入を検討すべきですが……やっぱりこれは無しの方向で。重量的に、今回の2台持ちが積極的に動いて撮影できる限界でした。それでも後半は疲れてきて「重いから撮るの嫌になってきた……」とか思いながら撮影していました。更に重さが増えて、ライティングにも気を遣い始めたら……もうやってられませんわ。
また、機材を運ぶかばんですが、場所が場所ということもあり、見るからに「カメラバッグです!!!」みたいな高機能バッグを持って行くことも出来ず、革製のビジネスバッグに何とか2台を押し込めて行きました。そういう意味でもスピードライトの入ってくる余地はなさそうです。


以上、結婚式撮影で気付いたことと、反省会でした。次の結婚式に活かそう!


自分の予定はないけれど!!

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