酒蔵に問い合わせたら蔵出しは8日だと言われたので翌日スーパーに行ったのですがまだ並んでいませんでした。で、それから仕事帰りに毎日スーパーにより続け、ようやくゲットです。
ひやおろしって何ぞやという方のために説明いたしますと、日本酒をひと夏越えて熟成させることでより一層うまみが出るという、簡単に言えばそういう物です。
これが美味いのなんのって。しかも秋は食べ物も美味しい季節ですから、もう、ね。
というわけでドールと日本酒のこれまたおいしい組み合わせのお話。
ひやおろしは各酒蔵から出ていて、いくつかお気に入りはあるのですが、今回は吉乃川です。
味は折り紙つきであることはもちろん、新潟県内であればスーパーなどでも手に入りやすいのもうれしいところです。さらに、吉乃川といえば比較的全国で見かける銘柄である一方、季節限定酒のひやおろしは県外で見かけることはほぼ皆無です。「メジャーな酒蔵の限定酒」ということで話のネタにもなりやすいんですね。お土産にもっていっても喜ばれますし。
で、話のネタにするからにはやっぱり飲んでみないとだよね、ということで買ってきました。とはいえ、冒頭の写真は300 mlの小瓶サイズで、こんなものは赤ちゃん用です(未成年飲酒はNG)。
男は黙って一升。これが男の修行というものだ(彼の提督は下戸だったらしいですが)。
Fig.1 一升2,700 円(税込) ドールは付属しません(当たり前)
更にもう一升。
Fig.2 一人一升は当たり前
吉乃川のひやおろしはこれまで四合瓶が最大サイズだと思っていたのですが、今年は店頭に一升瓶サイズもが並んでいたので、迷わずそちらを購入。四合って少ないんですよねぇ、ちょっと味を試したいってときにはいいんですけど。
四合瓶や冒頭の300 ml瓶は瓶の表面が梨地仕上げになっているのですが、一升瓶は普通のつるつるした表面なのがちょっと残念です。たかが瓶の表面ですが、高級感が違います。
まぁ、肝心なのは味なので良いんですが。
Fig.3 塩辛で頂く!
酒のアテはいかの塩辛です。子供のころは「こんななまぐさくて塩辛いもののどこがうまいんだ」と思っていましたが、酒を飲むようになってようやくそのおいしさが分かるようになりました。大人になるって良いですね。良くないこともありますが。
さて、その味やいかに……。
うんうん、期待を裏切らない仕上がりです。口につけた瞬間は、スッと入ってくる淡麗辛口の切れ味。その後、口の中に広がるにつれ芳醇な香りと米のうまみがじわっと滲みだします。ひやおろしならではのふくよかな味わいと、淡麗辛口を旨とする越後長岡の酒が誇るキレ、この両立。滑らかに口の中をすり抜けて、後に残らない潔さがたまりません。
要するに、うまいってことです。散々知ったようなことを書きましたが、結局言いたいのはこの一点だけです。うまい! もう一回言っとこう。うまい!!
ただ個人的にはもう少しまろみがあった方が好みです。その点、2012年のひやおろしは文句のつけようがない傑作だったと勝手に思っています。あれは本当においしかった……2012年9月には出張があったんですが、その時にも四合瓶をカバンに詰めて持っていったのを良く覚えています。それくらいのインパクトがありました。
2012年は新酒の時点から他年とは一線を画した出来栄えを見せていまして、それが自分の中で鮮明に記憶に残っているせいもあって(あるいは思い出補正で多少美化されているせいもあって?)どうしても比べてしまいます。
ま、うだうだ言ってないで、うまいものはうまいとただ無心で味わうことにしましょう。我が家のドールたちと一緒に。
Fig.4 愚痴るちふみちゃん
「分かってる? ドールも楽じゃないから」
Fig.5 自由ないよりちゃん。彼女はぎっちょ(という設定)
「しおから」
恒例、記事とは全く関係なくただドールの写真を載せるだけコーナー。
Fig.6 キャプションが
Fig.7 考え付かないよぉ
私の中のどうでもいい設定ですが、この二人は見た目と中身が反対でして、いよりちゃんは楚々とした外見に対し割と奔放な性格、ちふみちゃんはとっつきにくそうな見た目に反してお行儀が良いキャラクターです。実は過去の写真も、そういう設定を意識して撮っていたりいなかったり。
では、今日も今日とて深酒と洒落込みますか。お酒は楽しく適量? しゃらくせえ!! 飲むからにはわけが分からなくなるまで飲む、それがマイジャスティスです(家で飲む場合。お店で飲むときは控えます。いい大人ですので)。
酔っ払ってからドールを触ると汚損させてしまう恐れがあったので、撮影を済ませてからの晩酌となったのですが、思いのほか時間がかかったせいで塩辛が……ぬるい……。
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