2014年10月25日土曜日

腕時計購入(2年ぶり2度目)

腕時計を買いました。





モータースポーツフリークとしてはやっぱりタグホイイヤーに惹かれちゃいますよね。

自慢するつもりの記事ではないのですが(というか、本当に目が肥えた方からしたら片腹痛いでしょう)、この腕時計は「ただ欲しいものを買った」というだけではありません。購入に至るまでには紆余曲折あったので、その過程を残しておこうと思います。

今回は、そういう自己満足なお話。って、他の記事も大抵自己満足ですけど。



購入したのは、タグ・ホイヤー カレラ WV211A.BA0787です。


Fig.1 愛しのカレラちゃん



ガチの時計フリークの方からすれば鼻で笑われてしまうような買い物でしょうが、そこは目をつむっていただくとして……。


実はこの時計を買うのは二度目になります。はい、全く同じものを二度買いました。

というのも以前持っていた個体は、RX100(初代)とともに紛失の憂き目に遭ってしまったのです。その後、RX100はM2を買い直したのですが、時計に関してはちょっと直ぐには買い直せない額だったので、学生時代に購入したAgnes Bを掘り起こしてはめていました。
Agnes Bを購入した当時(二十歳の記念に自分で買ったんですが)は清水の舞台から飛び降りるような思いだったのですが、タグホイヤーと比べると、うん、まぁ……という感じは流石に否めません。もっとも、小ぶりで軽く、しかも電池式なので日差に煩わされることもない、と気軽に使う分には良い時計ではあります。ホイヤーは自動巻きなのですが、デスクワークメインだと巻きが足りなくて止まるんですよね。
が、いい歳して人前に着けていくような時計でもないよなぁ、と思い(自意識過剰)、いつかは買い直したいと思いつつも、次第に忘れていってしまったのでした。

では何故今になって買い直したのか、というと理由は案外ばかげていて、アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」を見たからです。

作中、主人公の承太郎がはめている腕時計がタグ・ホイヤーでして、それを見たとたん、「あ、そういえば無くした腕時計買い直してなかったな」と思いだしたわけです。
そして、一度ほしいとスイッチが入ると歯止めが効かないのが私の性格でして、資金もないのに無理やり資金繰りをして、どうにかこうにか買い直してしまい、今に至ります。

……いや、だってねぇ、無くしたのと同じモデルがいつまで販売しているのかも分かりませんし、買うなら絶対新品が良いですし。


まったく関係ない話なのですが、一度失くしたものを買い直す、というと「ルドルフとイッパイアッテナ」シリーズを思い出すのは私だけでしょうか。



閑話休題。

買い直すにあたって、もう一度同一モデルを買うのか、あるいは同程度の額の別モデルにするのかは悩ましいところですよね。同モデルは一度所持していただけあってどういうものか分かっているので失敗する可能性は基本的にゼロで安心ですが、もし仮に、後日失くしたと思っていた個体が見つかった場合、全く同じものを二本持つことになるわけですからある意味リスクがあるとも言えます(まあ、その可能性は限りなく低いんですが。残念ながら)。

そう考えると、以前持っていたモデルに拘泥する必要も無くて、むしろ色々考える楽しみが出来てくるわけです。

また、タグホイヤーにこだわらずとも、近い価格帯に豊富なラインナップをそろえるブランドとしては、オメガとか、ブライトリングとか、色々候補はあるわけです(それ以上はちょっと……そんなの買うくらいならカメラ買いますわ)。

ただ、ビジネスシーンから普段使いまで幅広くカバーできる時計(自分基準で)となると、結局タグホイヤーのカレラか、オメガのシーマスターアクアテラにおのずと絞られてきてしまうんですよねぇ。
体育会系のがっしりした体つきの方が、スーツにクロノグラフ合わせてるのは凄く格好良いと思うのですが、私はもう絵に描いたような典型的理系なのでそういうのを真似するととんでもないことになるのは目に見えていますから断念。


アクアテラも購入候補としては魅力的ではあったのですが、文字盤に刻まれた縦縞模様がどうも苦手で、結局ホイヤーに行きつきました。今思い出したのですが、そういえば、以前時計を購入した時(初代ホイヤーを手に入れたとき)も、やっぱりこの流れをやっていたなぁ。


本当はお金があれば、もっともっと高額な時計ほしいですし、ビジネスシーンと普段使いで何本も持ちたいんですけどね。ブライトリングの機械感あふれるクロノグラフとか、自分のファッションに合うかどうかは別としても是非手元に置いておきたいですし。
活動的なファッションで、腕にはブライトリングのナビタイマーを巻いて、ラングラー辺りに乗って渓流沿いの林道をガンガン走り、7Dmk2+35mm単焦点の軽装で撮影に出かける……、なんて妄想が捗ります、ふぅ。

また話がそれました。

さて、そんなこんなでうだうだと考えはしたのですが、結局今回は紛失したものと同一モデル(WV211A.BA0787)を購入することになりました。それはつまり、BA0787がそれだけ私の理想に限りなく近いモデルだからでしょう。デザイン、価格帯、性能……本当に私のつぼを的確に突いてきているんですよねぇ。
とはいえ対抗馬がいないわけではありませんでした。むしろ、新モデルが登場したりしていてそちらもかなり魅力的でした。折角ですので、比較対象になったものについて少し。


・WAR201A.BA0723
検索すれば出てきますが、私が購入したものと違い、こちらは曜日の表示があります。あと、ダイヤルの意匠が変更され、よりシンプルになっています。また、バーインデックスが先細りになっていて、BA0787と比べてよりスマートな印象です。
が、こいつは型番を見ても分かる通り、サイズがBA0787よりも一つ上でちょっと大きいんですよね(201Aの「0」がケースサイズを表わしていて、0~4の5段階で数字が小さいほどサイズが大きいらしいです)。
また、曜日表示があるせいで盤面全体のバランスがちょっと好みではなくなってしまったので、落選。

・WAR211B.BA0782
BA0723と良く似ています。というか、私の眼には曜日表示がなくなっただけに見えます。ただしサイズは一つ小さくなっていて、BA0787と同サイズです。
2014年モデルと新しく、こちらは購入候補としてBA0787と最後まで悩んだところでした。特にバーインデックスが先細りになっているのはこちらの方が好みですし、何より「全く同じ時計を買うのも芸がないよなぁ」とも思っていました。
ですが、決め手となったのが、ブレスレットのデザイン。BA0787は鏡面研磨された細いラインがアクセントとして入っており、この意匠はかつて所持していた時から気にいっていました。一方BA0782はデザインが異なり、細い鏡面ラインはありません。その代わり、キャタピラ状のベルトパーツの中央駒が交互に「鏡面-艶消し-鏡面」と切り替わるデザインになっています。
文字ではイメージがわきにくいので、公式へのリンクを張っておきます。

参考画像リンク(タグ・ホイヤー公式サイト)

リンク先は別モデルですが、ブレスレットはBA0782と同デザインです。上で私が触れたベルトの中央駒というのは、リンク先でいうところのローズゴールドの駒に相当します。

BA0782のブレスレットのデザインはいまいちピンとこなかったので、結局BA0787を選んだというわけです。もし仮に、BA0782のケースにBA0787のブレスレットが付いていたら、間違いなくそちらにしていましたね。


さて、購入してみて気になるのは時計としての性能です。
それほど厳密に測ったわけではないものの、この個体の日差は通常使用で+5秒程度でした(装用時間10h/day)。前の個体も+5秒程度でしたから、ある意味精度高いですね(?)。


とまぁ、そういうわけでこれでようやく紛失していた高額品は全て買い直すことができ、喉に小骨が引っ掛かっていたような違和感を払拭できたわけでございます。

もっとも、時計を買い直すより前に、レンズを買ったりカメラを買い替えたりしているので、資金繰りをもうちょっと考えればもっと早くに買い直せた気もしないでもないです。

まあ、いいんですけど。


Fig.2 プライスタグ



あ、ちなみに、以前購入した時は円高だったので安く買えたのですが、今回は円安のためかなり値上がりしてました……トホホ。

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