今回、HDDを整理していたらその時の症状を写した写真が出てきました。もう要らない画像なので消そうと思ったのですが、ただ消すだけというのもなんなので、一応「こういうこともあったよ」という記録を残しておこうというお話です。
さて、これが肝心の不具合のあった写真です。
Fig.1 不具合のある写真
一見真っ黒です。「レンズのキャップをつけたまま撮ったんじゃないの」と思われるかもしれませんが違います。写真の左下部分をよ~~~く見てください。微妙に何かが写っています。この画像を補正してみると、Fig.2のようになります。
Fig.2 不具合のある写真をLightroomで補正
そう、桜の木が写っていたんです。この直後に撮った2枚目はどうかというと(Fig.3)
Fig.3 二枚目以降は正常(一枚目から数秒後に撮影)
ちゃんと写っています。
異常があるのは一枚目のみで、二枚目以降は普通に使えます。
その後、家に持ち帰って防湿庫に保管し、後日使おうとするとまた発症する……という状況でした。
この症状としては、
・長期間(半日~一晩)間を空けてからシャッターを切ると症状が出やすい
・明るい被写体に向けてシャッターを切ると症状が出やすい(上の写真は1/1000秒)
。症状が出るのは一枚目だけで、二枚目以降は普通に写る
・暗さにはばらつきがあり、完全に真っ暗のこともある
といったところでしょうか。
明るい被写体で症状が出やすいので、恐らくシャッタースピードが速いと発症するのかな? と今更ですが思います。もう少し検証してからサービスセンターに持って行けばよかったのですが、十万円以上したカメラが買って早々(一か月も経たないうちに!)不具合ということもあり「ふざけんなボケ!」と怒りのあまりろくに検証もせず修理依頼してしまいました。
この症状、持ち込んだサービスセンターでは再現できず、工場送りになりましたがそこでも再現はしなかったそうです。シャッタースピードが早いと再現しやすいということをもっとはっきり言っておけば、と思いますが後の祭りですね。
そのまま「異常なし」として戻ってきたらどうしようかと思いましたが、そういうことはなく、「異常は確認できなかったが念のためシャッターユニット交換」という対応をしていただけました。保証期間内だったので、当然無償です。
修理の結果、6Dは無事に一枚目からちゃんと撮影できるようになりました。が、結局原因不明のせいでいまいちすっきりしないことと、この不具合に端を発して6Dへの不満が募ってきてしまったこともあり、5Dmark3へと乗り換えたのは過去に書いたとおりです。
ということで、もう手元にはありませんが、6Dの不具合のお話でした。
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