我ながらあきれ果てますが、まあ、なるべくしてなったという感じもします。
一つ前の記事で「買っちゃうかもなー」なんて言ったばかりなのにもう買ってるとかフットワーク軽すぎだろ、と思われるかもしれませんが、実はそうではありません。前の記事は公開日こそ昨日('14/12/24)ですが、下書として書いたのは一カ月以上前なんです。てっきり公開済みだと思っていたら公開されておらず、慌てて公開した、というのが話の顛末です。
まあそんなことはどうでもよくて、なんだかんだで我が家にセルフサンタがやってきました、大三元の一角、EF70-200mmF2.8L IS II USMを携えて、です。
Fig.1 この付属ケースに果たして使い道はあるのか
化粧箱の時点で重いんです。これまでのレンズとは一線を画す存在であることは間違いありません。
ケースから出してみましょう。重く、しかも鏡筒が太いせいで持ちにくいです。万が一落としてしまったら……と思うと背筋がぞっとします。
で、早速5Dmark3に装着して見ると……うわぁぁぁぁ重い! 重すぎる! なんだこれ!
Fig.2 これで約2.5kg
更にこれにスピードライトなんざつけてみた日にゃ……もう。
Fig.3 3kg弱の重量に絶句
ってか、こんなに重たいレンズをくっつけてカメラボディ側のマウントは大丈夫なんですかね? レンズ側を持っている分には問題ないのでしょうが、ボディ側を持つとレンズの荷重は全てマウントにかかるわけで、てこの原理も相まってボキッといきそうで怖いです。
さて、早速使ってみましょう。まず、方々で言われているAF速度ですが……正直、「うん、まあ早いね」くらいの感じでした。他のLレンズに比べてそこまで図抜けて早いとは思えません。勿論不満があるわけではないのですが、前評判が良かっただけにちょっと拍子抜けした感はあります。
気になる画質はというと……
Fig.4 急ぎで撮影したので何の工夫も無し
「神のお造りたもうたレンズ」と評されているだけのことはあり、悪いわけがありません……というか、既に評価は固まっていますから私ごときがつべこべ言うまでもないでしょう。特に、望遠+F2.8のおかげで背景が見事にボケ、良い感じに被写体が浮かび上がります。また、画角が狭いので余計なものを写さずに済むのも嬉しいところですね(この点はF4Lでも同じなのですが、背景ボケが1段向上した分更に背景処理が楽になりました)。
ただ、最短撮影距離1.2mのレンズを屋内で試すというのは限界がありますね。早く外に持ち出してみたいと思います。
あと、手ぶれ補正ですが、F4Lでは「カラコロカラコロジーコジーコ……」とひっきりなしに音がなっていたのですが、F2.8Lではほとんど無音です。F4LのIS音もあれはあれで愛嬌があって嫌いじゃありませんでしたけどね。
ちなみに、5Dmark3とF2.8L合わせて2440gですが、これでも梅本雲台SL-40ZSCはしっかり保持してくれました。縦位置でもこの通り
Fig.5 梅本雲台は縦位置でもしっかり保持
F2.8Lには三脚座があるので、普通は縦横位置の切り替えはこちらで行うでしょうから雲台を縦位置にすることはないと思いますが、さすがは梅本雲台です。
さて、このF2.8Lと入れ替わりに、レンズを2本手放しました。1本は、EF70-200mm F4L IS USMです。F2.8Lを手に入れればF4Lは下位互換となるので必要ない……と思ったのですが、F4Lの軽さって結構な魅力だったんですね……F2.8を手に入れた今になってから身にしみているところです。
そしてもう一本は、EF17-40mmF4Lです。あんまり使ってないなぁ、と思ってはいたのですが、Lightroomで使用履歴を見てみると、なんと今年の夏に花火を撮るのに使ったきりじゃないですか。その昔、70Dしか持っていなかった頃は標準ズームとして重宝していたのですが、5Dmark3を買ってからは24-70mmが標準として(しかもマクロもついているので使い勝手が凄く良いので)活躍し、17-40mmは防湿庫のこやしと化していました。
初めて買ったLレンズ、しかもインナーズームで全長が変わらないというところが気に入っていたので名残惜しい気もしたのですが、使わないものを置いておくのもかわいそうです。それに、17-40mmを手放せば77mmのフィルターが余るので、これをF2.8Lに使いまわせますし……!
ということで下取りに出しました。2本合わせて10万8千円になりました。
今後広角が必要になるかどうかは不明ですが、そうなったら多分、16-35mmを買うんじゃないかと思います。17-40mmは結構古いレンズですしねぇ。
それにしても重い……以前、紅葉の観光地で1DxにEF70-200mmF2.8Lをつけて首からぶら下げているご老人方を見かけたことがあるのですが、凄い体力ですよ、あれは(あと財力も)。
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