はい、毎週恒例ドールメイクの時間です。
相も変わらずメディウムの使い方に悩まされるお話です。
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・今週のわこちゃん! その15(前回)
・今週のわこちゃん! その17(次回)
まずはいつも通り完成図から。
Fig.1 完成図
眉の左右対称が思いっきり駄目ですね。対称性の破れです。毎度思うのですが(そして以前も書いた気がしますが)メイクしているときは「よし、これで完璧!」と思うのに、終わってから見返すと全然対象になってないこの現象、何なんでしょうね。
頬の白丸は、初めにポートレイトピンク:ピュアレッド=2:1で混ぜたもので一回り大きくピンクの丸を描き、その上にチタニウムホワイトを載せています(Fig.2)。頬の斜線は、先のピンクとレッド混色に、更にバーントシェンナを少量(比率にして0.5以下)混ぜています。メイクのお手本にした絵では口元にも白丸があるので、最初はその通りにしてみたのですが、どう見ても不自然だったので口元の白丸は消し、頬のみとしました。
Fig.2 頬部拡大
最近のメイクは、購入したメディウムに踊らされてばかりですが、未だに何とかうまく使いこなせないかと悪戦苦闘しています。今回は思い切って、薄め液は一切加えず、絵の具とメディウムのみでメイクしてみました。絵の具の分量1に対してメディウムを1.5~2程度加えています。伸びは確かにすこぶる良く、かすれたりということもほとんどありませんでした。ただ、メディウムを加えているので乾燥は遅くなります。
メイクのラインの縁ですが、流石、薄め液を使っていないだけあってはっきりとしたラインが描けています。
しかし、薄め液を使っていなくても(使っていないからこそ?)ムラができやすいと感じました。普通の感覚で描こうとすると筆跡がかなり残ってしまいます。仕方がないので、多めの絵の具をぼてっとヘッドに乗せ、筆跡が付かない程度に均す、という風にメイクすることになりました。ただ、これだと面積の大きい部分は良いのですが、細いラインを描くことはできません。
そして、何より気になったのがメディウムを使うことによるツヤです。以前からちょくちょく触れていますが、メディウムを使った場合乾燥してもツヤが残り、メイクが浮いた印象になってしまいます。さらに問題なのが、ツヤが残ることによって、メイク中の絵の具の乾燥が見極めづらいということです。乾燥したかな、と思って触ってみるとまだ薄膜が出来かけの段階で、下手に触ったせいで表面に凹凸を作ってしまったことは1度や2度ではありません。勿論、焦らずにじっくり待てばいいだけなのですが、性格上そういうのは苦手で……。
Fig.3 メディウム使用による光沢
ウィッグを被せてみます。
Fig.4 そろそろウィッグにもバリエーションが欲しい
Fig.5 適当に撮る
さて、過去4回にわたってメディウムを使ったメイクに挑戦してきたわけですが、ここらで一つ結論めいたものを出しておきたいと思います。
あくまで私個人の感想ですが、メディウムを使ったメイクはどうも自分には向いていないようです。ですので次回からは再び、メディウムを使わないメイクに戻してみて、どちらがやりやすいかを改めて検討してみたいと思います。
今週の綿棒カウント
普通の綿棒:1本
細綿棒:1本
とがった綿棒:2本
模型用綿棒(三角・フラット):2本
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