2015年2月6日金曜日

キヤノン新機種について思うことをあれやこれや

とうとう正式発表になりましたね、EOS 5Ds。それ以外にもEOS M3とか、EF11-24mmF4Lとか、もう欲しいものが目白押しなわけで、困ってしまいます……いや、先立つものが無いので別に困らないんですが。

今回はニュースリリースを読んであれやこれやと妄想するお話です。
何の信ぴょう性もない超個人的妄言ですので(いつものことですが)ご承知置きを。





ひいきにしているメーカーから新しい機種が出れば、買うかどうかは別として、やっぱり心躍りますよね。今度の5Dsは5060万画素ですから、これでもう他社に遅れてるなんて言わせない!

ですが、じゃあ買うのか、と言われると話は別です。5Dsは十中八九、私は買いません。


5060万画素というのは確かに魅力的ですが、どう写るかは全く未知数です。ISO感度も6400が常用限界ですし、ちょっと低いかな、という気がします。もっともこの辺は海外のリーク記事を読むに、「5Dsは風景写真家向けの精緻な描写と正確な色再現性を重視し云々」とあるので、5Dsのコンセプトに合わせるため、あえて6400に押さえていると考えることもできます。が、まあ何にしろ日常あらゆるシーンで使いたい身としてはやや物足りなさを覚えるのは確かです。


また、5060万画素ともなるとRAW現像時のマシンパワーもバカになりません。未だにCore2Quad搭載の私の愛機にはちょっと荷が重い仕事になりそうです。カメラに合わせてPCまで新しくするとなるともうどうしようもないほどにお金がかかります(もっとも、カメラとは関係なくPC構成もいつかはリニューアルしたいとは思っているんです。システムドライブの残量が10GBしかなくて……)。


そして、カメラの性能的にも、5Dmark3から派手な進歩はなさそうだな、という印象もあります。もっともこれはキヤノンも言っている通り、5Dsは5Dmark3の後継機ではなく、派生機ですから、当然と言えば当然です。要するに、(乱暴な言い方ですが)5Dsは描写に特化した5Dmark3なんですよね。

なので5Dmark3からの改良点も描写性能に関することがメインのようです。が、せめて7Dmark2のマルチコントローラーについていた、親指でAFフレームを変えられるレバーは欲しかったです。あれは本当に便利なので。
あと、メディアはUHS-I対応ということですが、このご時世(しかも5060万画素機)なのですからUHS-IIに対応してほしかったですね。


そして、40万越えというプライスタグ……私自身高画素機にまったく興味が無いわけではないので、値段によっては購入もやぶさかではなかったのですが、さすがに40万は……30万を切っていたら、と思わないでもないですが、それはあまりにもわがままな要求過ぎますね。


あ、それと、これは超個人的な趣味ですが、「5Ds」の金色のバッジはあんまりイケてないと思います。5DsRの銀と赤は良いと思いますけど。



ということで、多くの5Dmark3ユーザーがそうであるように、私も正統な後継機である5Dmark4が出るのを待ちたいと思います。

噂では今年中に出るとかどうとかいう5Dmark4ですが、これについてはちょっと私は懐疑的というか、そうかなぁ? という気もします。キヤノンほどの企業であれば湯水のごとく技術者を動員できるのかもしれませんが、5Dsに人的資源を割いている以上、同系機種のmark4の開発スピードは緩やかになるのではないかと思います。また、mark3のどこを改良するのか、ということも気になります。正直、mark3でほとんど完成形に近い気すらするんですよね。そりゃ画素数は2000万画素台ですが、それ以外の不満点って……うーん、あ、AEはいい加減古いので新しくしてほしいですね。でも、それくらいしかない気がするんです。もちろんアンチフリッカーとか、GPSとか、wifi対応とか、細かいブラッシュアップは可能でしょうが、mark3と4の違いがそういう枝葉末節では寂しすぎます。

その一方で、おりしも2020年には東京オリンピックがあるわけで、この年に新機種導入するとして逆算すると、今年くらいにmark4が出ないと周期的に2020年に合わなくなります。が、mark3が出てからまだ3年です。7Dがmark2になるまでに5年かかったことを考えると、ちょっと早い印象を受けます。

また、5Dsが出たばかりなのに5Dmark4(多分画素数はmark3より上がってる)が出てしまったら、5Dsの存在意義がやや弱まってしまう気もするんですよねぇ。もちろん、突然5000万画素を超える高画素機を出したことの意義は大きいと思いますし、将来出る(であろう)3000万画素級機とも住
分け出来るとは思いますが……。
それに、キヤノンとしてはこれで今までウィークポイントだった高画素機をカバーできたわけで、何も急いでmark4を出さなくても、という気すらしてきます。


ということで私の予想としては、まず今年、5Dsと5DsRを投入して高画素機とローパス有無に対するユーザーの反応を確かめ、その上で万難を排し、5Dmark4を投入……って、だめだ、これだと開発期間が足りない!

まあ何にしろ、いつmark4が出ようが私は間違いなく初期ロットを買いますので(会社クビになってなければ)、その時を楽しみに待ちたいと思います。


ちなみに、なんですが、mark4を買った場合70Dはリストラされると思います。で、mark3と4の2台体制が構築される、と。70DはAPS-Cセンサなので疑似的に望遠になりますし、連射速度はmark3より速かったりと色々良いところもあるのですが、じゃあmark3を手放すのか? となると……ねぇ。いや、無理にどっちかをリストラしなくちゃいけないわけでもないんですけど。

そこで70Dの代わりとして気になっているのがEOS M3です。あ、「代わりを買うなら70Dを手放す必要ないんじゃ」とか思わないでくださいね。私も今、この自己矛盾に気づいたところですので。

天下のクソ機としての名をほしいままにした初代EOS Mですが(すみません。でも、一応使っていた時期があったので文句言う権利はあるかと……)、それも3代目となり、特に諸悪の根源だったAF性能も大幅に改善してきたようです。M3のAF速度はM2の3.8倍とかで、M2のAF速度はMの2.3倍ですから、M3はMと比較して8.7倍も高速なAFということになります。初代Mがどんだけ遅かったんだよという気もしますが。

で、このM3は操作性も向上しており、シャッターボタン周囲にサブ電子ダイヤルを搭載しているため、通常の一眼レフに近い感覚で操作できるのではないかと期待しています。
普段は22mmの単焦点をつけておけばコンパクトですし、それ以外はアダプターをつけてEFレンズを使いまわせます。22mm単焦点以外のEF-Mレンズは興味ないので買わないと思います。コンパクトコンパクトと言いますが、結局結構でかいので、だったらEFレンズでいいや、となりますからね。



あ、それと、冒頭でちょっとだけ触れたEF11-24mmF4Lですが、「最近手放した17-40mmの代わりに良いかなぁー」とか思っていたらぶったまげのお値段だったので即諦めました。

0 件のコメント:

コメントを投稿